”たべる”でいきる。

すべてのお野菜を通じて、今よりもほんのちょっとだけ幸せな食を創っていきたい、24歳八百屋の日記です。

【まいにち15分ブログ 37日目】”課題”と”問題”の違いと、僕が扱っている”課題”と”問題”についてというお話

こんにちは。じゅんです。

 

僕は“問題”“課題”は明確に定義が違うと思っています。

 

“問題”は目指す姿に対しての現状のギャップそのもの、

“課題”とはその“問題”を理想に向けて解消するために取り組むべきと判断される事象のこと。

 

つまり、問題の構造を紐解いていった先に課題があると認識してます。

 

 


その話を前提として、ぶさべじがアタックしている問題には二つの種類があると思っています。

 

 

 

それはすでに誰もが解決すべき問題だと認識している“顕在的問題”と、

今後の社会のあり方を予測した際に多くの人が直面するであろう性質の“潜在的問題”です。

 


顕在的問題としては、<食資源の不必要な無駄発生>が主となります。

これが問題であることは、地球上にある資源が有限であること・社会的に持続可能性を訴える動きが活発になっていることから問題であると誰もが納得するかと思っています。

 

 

潜在的問題としては、<食から得られる幸せを最大限で享受できないこと>があると考えています。

食にはお腹を満たすことによる幸福感がありますが、ただ単にそれだけではないと思っています。

それは、今目の前にある食べ物が食卓に並ぶまでの物語そのものを味わい、そこにある作り手の温かみで心豊かになる、そんな些細で大きな幸福感です。

 

効率化・合理化を突き詰めた先に失われてしまう、食から生まれるこのような幸せな空間はこの先残しておくべきであり、人々の生活を豊かにする大事な鍵だと考えています。これが果たして問題なのかどうか、これは検証中です。

 

 


どちらの問題も解決させたいのですが、いかんせんやれることには限度がある。

 

 

この二種類の問題を一網打尽に解決に向かわせる一手、言い換えるなら対象にすべき課題がないのか、それを考えていた時にぶさべじの実体験から見えてきた一つの答えがありました。

 


それが、<農家さんと消費者の距離を縮めること>

 


これが一手であり、課題だと思っています。

 

食べ手にとって農家さんがヒーローでもあり、1人の家族でもあるような関係性ができている。お互いが人柄を知っていて緩くも距離近く繋がっている。

 

そして、

 

「〇〇さんのお野菜だから形や色なんか気にしないわ」
「ちょっと時間あるし、顔見たいから手伝いに行くか」
「虫に食べられやすいって言ってたのに、よくこんなに立派に育てたな〜」

 

こんな会話が自然と生まれ、ゴロゴロと転がっている諸問題は解決の方向性にほんのすこしでも前進していく、そんな気がしています。

 

 

まだまだ甘い課題認識だと思っていますが、ぶさべじ事業で触れるお客様に共感してくださる方々が多くいらっしゃる現状を見ると、これが課題として取り組んでいっても間違いではないのかなと考えています。

 

 

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