”たべる”でいきる。

すべてのお野菜を通じて、今よりもほんのちょっとだけ幸せな食を創っていきたい、24歳八百屋の日記です。

【まいにち15分ブログ 41日目】好きな事でいきていくと決めて、初めてレールを降りたのぼくの本当のところ

ぼくは今年の6月、”人生のレール”というものを外れて歩いてみた。

 

初めての経験。

 

 

小学校受験をして、

県内で学力トップの小学校に入って、

エスカレーター式でこれまた学力トップの中学校に入り、

高校でも県内で一番の進学校に入って。

 

一回浪人は挟んだけど、国内有数の国立大学に進学して、

周りは東大、京大、慶応ばかりのイケイケベンチャーの新規事業に入って。

 

収入も同世代に比べたら十分すぎるくらいあって、

正直、1人で生きていく分に何不自由なく過ごせる日々だった。

 

 

子供時代も、親や祖父母が本当に大事に育ててくれたから

お金に困ることもなく、自由に生きていけた。

本当に恵まれていることだし、感謝し続けて、いつか生まれる自分の子供にも伝えていかなくてはと使命感がある。

 

 

敷かれたレール、ではない。

むしろ、勉強して努力して掴み取ったレール。

生活も、仕事も、不自由なく気の向くままに進めることができるレールをぼくは手にしていたんだと思う。

 

 

でも。

 

 

 

”自分の好きな事で生きていく”

”自分が好きな事をして、誰かが喜び、社会も幸せになる”

 

そんな生き方がカッコいい、どこか心の片隅ではシンプルにそう思っていて。

 

 

でも。

リスクを背負ってワクワクする方へ冒険してみる

という生き方、そんなレールを選んだことがないぼくにとっては、

どうしても思い切って歩み始められなくて。

 

修行、勉強、経験

といった、いかにもそれらしい言葉を繕い、自分を左脳で強引に納得させて

安定した道に自分の羅針盤の針を向けていたんだなと思う。

 

 

小賢しくなることは危険だ。

 

 

 

何度も、何度も、自問自答して、悩んだ。

いろんな方々にお時間を頂戴して、悩んだ。

 

「今の仕事から逃げているだけではないか?」

「楽な方に逃げようとしているのではないか?」

 

悩みすぎて、吐きそうになることもあった。

 

 

 

それでも。

 

悩んでは解を出し、仕事を続け、また悩んでを繰り返していると、

悩んだ分だけ、悩みとして何度も頭に上がってくる分だけ

ぼくは”食”や”ぶさべじ”が大好きなんだという思いが強くなっていった。

 

ぼくの左脳じゃ解決はできなくて、

ぼくの左脳では右脳のワクワクを抑えられなかった。

 

 

もしかして、ぼくは直感をベースに動き、その道を成功させるために左脳を使いまくる方が生き方としてあっているのではないか?

 

そう思うようになって、スパッと退職のお話を上司にしたんです。

 

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今、ぼくは八百屋でバイトをしながら、自分の事業を進めています。

 

あんまよく知らん人から親不孝者と罵られることもあるし、

25歳でバイトしてるよって冷めた目で見られることもあるし、

野菜高いんじゃってどつかれることもあるし、

視界に入っていても存在を無視されることもある。

 

 

それでも。

 

ぼくは生きたい道を歩んでいる自信があるからなんてことない。

この道の先に、お客様も、社会も、自分も、親も、パートナーも、仲間も幸せになる絵が浮かんでいるから頑張れる。

 

 

たまに

「俺は孤独だ」

ってメンタルがガラスになることもあるけど、

 

支えてくれる人たちはたくさんいるし、ぶさべじのみんなもいる。

今ぶさべじに関わってくれている子達には特に見せたい世界がある。

 

今はぼくの立ち位置が難しくて、正直ぼくが浮いちゃっているけど、

そこんところも真摯に向き合って、

みんなと肩組んで、”新しいレール”を創っていきたいと思う。