”たべる”でいきる。

すべてのお野菜を通じて、今よりもほんのちょっとだけ幸せな食を創っていきたい、24歳八百屋の日記です。

【声の郵便屋さん、始めます】【71話】

こんにちは、じゅん(@mocchi農家さんの語り部)です。

 

だいぶお久しぶりなのですが。

 

新しい僕らの取り組みをつらつらと書いてみようかと思います。

 

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「このお野菜、ほんまに美味しかったわ〜!」
「このきゅうりだとうちの子、盗む食いするくらい食べちゃうのよ」
 
 
お野菜をお届けできる方々が少しずつ増えていくにしたがって
そんな嬉しいお声をいただくこともグッと増えてきまして。
 
 
そんな中で至った想い。

「このお声こそ、農家さんに届けたいし、僕らだけで終わらせてしまってはもったいないもの」
 
 
そこで、mocchi、新しい取り組みを始めてみます。

題して

【声の郵便屋さん】
 
 
 
・1枚220円で買えるお手紙です

・思わず伝えたくなっちゃうお野菜の感想を”書く”

・切手もすでに付いてるのでポストに”出す”だけ

・mocchiのもとにみんなの声がのったお手紙が”届き”、それをmocchiが農家さんに直接お渡し

・農家さんの反応やみんなと共有したい嬉しい声はインスタグラムでみんなが見れる

そんな取り組みです。

 

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普段のmocchiのお野菜販売、マルシェなどの出展イベントにてお手紙は購入いただけます。
 
 
 
なんで”手紙”なのか。

それは結構シンプルで、

『声という目に見えないけれど、確かに人の心に残るものを手触りある形で残したい』

そう思ったから。
 
 
疲れた時、いや、何気ない時こそかもしれない。

僕らmocchiと一緒に過ごしてくださる農家さんたちのひとときに、「がんばろ」って思える手触りある瞬間を届けることが出来たとしたら。
それが農家さんと食べ手のどちらにも距離が近い、僕ららしさだろう。
 
 
LINEやメールで言葉をデータに載せて育ってきた僕らだからなのか、なぜだか”わざわざの手間”というものにすごく惹かれのかも。
 
 
 
僕らmocchiはどうありたいのか?
 
 
どこまでいってもそれは一つで。

【農家さんと食べ手のどちらともこころの距離も、物理的な距離も近い存在であり続ける】

ここにつきます。

そんな僕らだからこそ、農家さんの
「急に手伝って欲しい事情になった・・。」
とか
「やりたいけど、そこまで出来ないよな、販路開拓・・。」
などのいわゆるな農業課題にゆるく、でも本質的に切り込んでいきたい。
 
 
大きく見える社会課題こそ、緩く、日常生活の延長で芯を食った解決に迫る
 
 
あまり言ってきておりませんでしたが、僕らmocchiはそういうやり方と空気でもって、神戸から日本、世界にふわっと、確かに進んでいきたい、そう思ってます。
 
 
 
話が大きくなったので、一旦もとの場所に。
 
 

僕らはまだまだ未熟だけど、未熟なりにできること、やりたいことを楽しんで形にしていきたい。

最後に。
この声の郵便屋さんに込めた僕らの想いを。
 
 
 

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ただお金を払って、ただ野菜を買う。
それで終わりなら、お腹を満たしているだけ。

「このお野菜、美味しかったよ。」
「ありがとう。」
お金を払ったその先の声。
その声が農家さんと通い合えたなら、こころも満たされる。

おなかもこころも、mocchiと満たそう。

声の郵便屋さん、はじめます。
 
 
2019年10月5日

mocchi マーケター 仲岡里穂
mocchi デザイナー 木村有希
mocchi 代表 佐々木純